アパレル業界で使われる漢字のお勉強です。
この漢字を覚えると、あなたも「業界人」です(笑)
今回は、織物生地(布帛)の【タテ糸】と【ヨコ糸】についてです。
生地の織物は、タテ糸とヨコ糸で構成されています。
中島みゆきさん【糸】でも出てきますよね。
タテ糸とヨコ糸。
これを漢字で書くとどうなると思います? *タテ糸=縦糸 *ヨコ糸=横糸 と思った人は、間違いです! 正しくは、
*タテ糸=経糸*ヨコ糸=緯糸
と書きます。
地理の時間に勉強した経度と緯度と同じ、タテとヨコです。
この経度と緯度ですが、一説によると生地の織物の【経糸】と【緯糸】が由来だそうです。
タテ=経、縦 ヨコ=緯、横 違いは、【経・緯】は、ある規格において一定の密度を保った意味の線だそうです。
なるほど、織物生地は平方規格に沿ってタテ糸とヨコ糸の密度を一定に決めてから織り上げます。(この話の詳細は、別の記事で。)
【縦・横】は一定の密度を保ってない線だそうです。
そういえば、地理で出てきた経度と緯度って、一定間隔(一定密度)ですよね。
こうやって改めて記事にしてると、また勉強になります(笑)
アパレル業界の人達も織物生地のタテ糸とヨコ糸を漢字で書くと、縦糸・横糸って書く人が結構います(苦笑)
ズボンを【穿く】と靴を【履く】が正しく使えない人が多いのと同じですね。
織物生地におけるタテ糸とヨコ糸は、正しくは、【経糸】と【緯糸】ですよ。
余談ですが、緯糸の事を【ヌキ糸】って言う人がいたら、玄人です!