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チェーンステッチってなんだ?

ジーンズの縫製でよく耳にする【チェーンステッチ】

特に、裾(裾上げ)の縫製で聞きますよね!

チェーンステッチって、一体なんなんだ?!っていうお話です。

チェーンステッチって・・・書いて字の如く「チェーン=鎖」に見える縫い方です。和名でいうと、【環縫い】です。聞いた事あるでしょ?ジーンズ好きなら。環縫いって。

 

「チェーン=鎖」に見えるステッチって、ジーンズにあったっけ?

不思議ですね〜(笑)

 

 


縫製は【本縫い】と【環縫い】がある


 

 

ジーンズを縫製して組み立てる工程において、本縫い と 環縫い があります。

わかりやすく、裾裏の縫製で確認しましょう。

 

(写真参照元:https://www.rakuten.ne.jp/gold/more-net/info-takenaosi.html )

 

左が【チェーンステッチ=環縫い】。右が【シングルステッチ=本縫い】。

 

*チェーンステッチ=環縫い

(裾の裏側の拡大写真)

わかりますか?

糸が輪になってますよね!

これがチェーンステッチ=環縫いです。

表は、普通のステッチなんです。裏だけがチェーンステッチなんです。

【ユニオンスペシャル】のチェーンステッチは、価値が高い!も参照して下さい。

https://www.bmc-tokyo.com/journal/581/

 

シングルステッチ=本縫い は、表から見ても裏から見てもステッチは同じに見えます。

 

縫い方は、こんな感じです(笑)

ジーンズで使われる チェーンステッチ=環縫い は、二重環縫いっていう上糸と下糸が異なる糸で出来ています。

NBジーンズの二重間縫い手法としては、上糸は雰囲気を出す為に綿リッチな糸(コアヤーン)を使用し、下糸は堅牢性が高いKPFという糸を使用します。

 

 


【本縫い】と【チェーンステッチ=環縫い】は、生産効率の違いがある


 

 

ボビンって聞いた事あります?

ミシンの下糸を収納するケースです。

これは本縫いで使用されます。

下糸の収納量は、ボビンの大きさに任意なんです。

なので、下糸が切れない距離しか縫えません。切れる度に下糸を交換しなければなりません。

これじゃ、ジーンズのように長い距離を縫う縫製には不向きです。

本縫いは、生産効率が低いんです。

 

チェーンステッチ=環縫い は、どうかというと・・・・・

本縫いの様にボビンではなく、糸のコーンを使用します。

下糸が上糸と同じ収納量の多い糸から出されるので、長い距離が縫えます。

下糸を交換しなくてもいいんです(物理的には交換は発生しますが)。

環縫いは、生産効率が高いんです。

 

ちなみに・・・・・どちらの縫い方が強度の強い縫い方というと、本縫いなんです。上糸と下糸がキッチリ絡み合っています。環縫いは、上糸の底に対して、下糸をチェーン(鎖)状に絡めてるだけなので、下糸を一点切ると・・・トゥル・トゥルって下糸が一気にほどけちゃうんです!

 

 


ジーンズで使われる環縫い箇所


 

 

ジーンズで使用される環縫いは、裾以外にもあります。

距離の長い箇所を縫う時は、基本的に環縫いです。

ジーンズの脇や内股の縫製でインター仕様って聞いた事ないですか?

このインターってのも環縫いです。

他にも巻縫い箇所も環縫いなんです。

ヨークは、環縫いです。

ベルトも環縫いです(ブランドによっては、ベルト上のステッチは本縫いだったりもします)。

 

皆さんも、所有してるジーンズのステッチをよく見て下さい(笑)

百聞は一見に如かず!

 

 

あなたのジーンズには、チェーンステッチ=環縫い がいくつある?

 

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