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知恵から生まれた【ブロークンデニム】とは?

今回は、カウボーイのジーンズ Wranglar に使用されている【ブロークンデニム】がテーマです!!!

 

ってなわけで・・・・

 

はい!

あけまして おめでとうございます!

2018年 BMC JOUNAL スタートします。

みんなが大好きジーンズの疑問をザックリ解決する、このコーナー(笑)

意外と評判いいんですよ。このBMC JOUNAL!

 

デニムって、インディゴ染めした(ロープ染色)経糸(タテ糸)と白い糸を緯糸(ヨコ糸)にして織り上げた生地ですよね。

デニムの織り目って綾って言います。

この綾って何かと言うと・・・・デニムってよく見ると斜めの線に見えませんか?

この斜めの線が綾なんです!!!

この綾って、デニムの織り方で変化してきます。

 

 


デニムの織り方の種類


 

 

綾って・・・デニムの織り方で変化する???

「言ってる意味がわからないんですけど・・・」って声が聞こえてきそうですね(笑)

 

では、デニムの織り方(織の種類)の説明です。

 

*右綾・・・生地表から見たら綾が斜め左に上がっている。リーバイスといえば、右綾デニムです。

*左綾・・・生地表から見たら綾が斜め右に上がっている。リーといえば、左綾デニムです。

*ヘリンボーン(杉綾)・・・V(ブイ)字の綾になっている。右綾と左綾が交互になっている。

ブロークン・・・綾があるのか?ないのか?よくわからないフラットな表面(苦笑) ラングラーといえば、ブロークンデニムです。

 

デニムの織り方(種類)は、またザックと掘り下げますね〜。

 

 


ブロークンデニムってなに????


 

 

 

では、ブロークンデニムってなんでしょうね?

ジーンズ業界にいても、不思議な表情をしたデニムなんですよね。

 

【ブロークンデニム】

ヴィンテージジーンズに見られる脚のラインのよじれは、デニムのよじれによるもの。ブロークンデニムは、そのよじれ防止を生地段階から実現したデニム。綾目を一定の幅で、反対方向に並べて織られ、デニム表面には綾目が出ない。この織り組織から、壊れないデニム=ブロークンデニムと命名された。ラングラーのジーンズで有名になったデニム。開発は1971年とされている。

(参照元)https://www.weblio.jp/content/ブロークンデニム

 

ね?よくわからないでしょ?(笑)

右綾と左綾とヘリンボーンの中間に位置するような織り方なんです。

 

ブロークンデニムは、こんな感じのデニムです。

ほぼヘリンボーン(杉綾)の織り規格なんですが・・・絶妙にショートピッチの織り規格なんですよね。V字に育つとヘリンボーンになるので、ヘリンボーンになる過程のイメージですね(笑)

 

ブロークンデニムで大切なのは、右綾と左綾のデニムのデメリットを打ち消した事なんですよ!

 

デニム生地に対する防縮や防捻れ加工の技術がなかった当時って、リジット(生)でみんな穿いてました。よって、家庭洗濯を繰り返すと右綾デニムも、左綾デニムも、捻じれていました。ましてや、ここにユニオンスペシャルなんかで裾上げした日には・・・・悲惨だったと思います。

(参考):https://www.bmc-tokyo.com/journal/581/

 

当時の人は、みんな悩んでたコノ捻れ問題・・・・・

これを生地段階で解決してしまったのが・・・・

【ブロークンデニム】なんです!!!!

 

まさに、人智が起こしたデニム生地の奇跡!!!!!!

 

まさに、デニム開発者の執念!!!!!!

 

イノベーションは、常にデメリットの打ち消しから起こります!!!!!!

 

そして、捻れ防止だけでなく、このブロークンデイムは、破れに非常に強かったんです。

破れに強い理由は、V字に育つ前の独特な織り規格のお陰なんです。

右綾と左綾デニムに比べて、経糸と緯糸の接点が広く取られていて、綾織りと平織りの良い所をミックスした規格だからんです!

(参考):https://www.bmc-tokyo.com/journal/614/

やるな〜ブロークンデニム!

 

 


ブロークンデニムって、どんな色落ちになるの???


 

 

知恵により生まれた画期的なデニム・・・ブロークンデニム。

でも、デニムの表情は、とても個性的なフラットなデニム。

3大ジーンズブランドのラングラーに積極的に採用されていた・・・ブロークンデニム。

 

穿き込んだ時の色落ち、気になりません?

 

とても素晴らしいブログを発見しましたので、そおブログを参照でブロークンデニムの色落ちを見てみましょう。

 

(参照元)

monoモノLife : http://blog.livedoor.jp/psakmj/archives/cat_50032545.html

 

*写真参照元:monoモノLife : http://blog.livedoor.jp/psakmj/archives/cat_50032545.html

 

独特ですよね!この色落ち感・・・・

ジーンズ好きの中には、このブロークンデニムが持つ独特なフラットな色落ちを好む方が結構います。

硬派なジーンズ好きの人は、大抵ラングラー穿いてますね。11MWあたりを。

ガッチ!ガッチ!のヘビーオンスなブロークンデニムなので、リジット(生)で穿くと、膝曲げた時に、膝裏から血が出ますがね・・・(苦笑)

 

ジーンズ好き!っていう人って、結構いますよね。

ラングラーのブロークンデニムを穿いてたら、【おっ!本物のジーンズ好きだな!】って確実に思われますよ!これマジで。

リーバイスのデッドストックを穿く人より、デニムやジーンズの歴史も理解してるし、カウボーイ文化も理解してるんだなぁ〜って思われますよ。

 

今度、時間ある時に、Wranglarに関してザクっと掘り下げようかなぁ・・・。

筆者も、若い頃は、ブロークンデニムを採用したWranglerをリジットから穿き込んでいました。今は、オッサンなんで、もっぱらストレッチ入りのジーンズしか穿いてないですがね・・・。

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