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液体アンモニア加工が繊維の特性を引き出す

液体アンモニア加工が繊維の特性を引き出す

ネット担当コトです。

ワイシャツなどに記載されている形態安定加工。構造ってご存知ですか?

加工法は様々ですが、工程の一つとして繊維をアルカリで処理するという、「液体アンモニア加工」があります。セルロース系繊維の浸透性に優れている「液体アンモニア」の性質を利用したものです。

「液体アンモニア」とは、水素と窒素の化合物であるアンモニアを圧縮または冷却して液化したもので、多くの無機・有機化合物を溶かします。空気中の窒素をもとに作られていて、化学変化させることで様々な窒素化合物を作ることができます。

液体アンモニア加工は、繊維そのものを内部から膨潤させ、本来の風合いや物性を越えた新しい繊維の特性を引き出すことが出来ます。


ワイシャツなどに使われるSSP加工は、縫製前の生地を液体アンモニアと樹脂によって加工し、縫製後に高温で熱処理して形態を安定させるという技術です。
これらの処理・加工法によって、洗濯したものに「アイロンがけ」をしなくてもある程度のシワが取れ、シワが発生しにくいようになっています。洗濯しても効果は持続するため、形態が安定したまま持続します。

アイロンをかけずに衣類を着用できなんて、独り身メンズや忙しい主婦には嬉しい限りですよね!


液体アンモニア加工は、他にも下記のような特徴があります。
・繊維の内部が膨潤が均一になる
・ソフトで柔らかな風合いとなる
・引き裂き強力が上がる
・収縮が少なく形態安定性がある
・上品な光沢がでる
・色落ちの防止
・染着性の均一度が高くなる

いいことだらけじゃないですか!


現在では、ワイシャツやドレスシャツだけでなく、デニムや作業服にも利用されています。


エドウインは、ゴワゴワしていてはき心地が悪いというジーンズのイメージを払拭するために「液体アンモニア加工」を世界で初めてジーンズ 503に導入し、しなやかで光沢ある画期的なデニムを生み出しました。

厚さ14オンスのしっかりした綿100%生地でありながらも、綿の繊維を芯から膨らましたことでソフト感や生地のハリと光沢を持ち、伸縮性においてはナチュラルストレッチを実現しています。


もちろんゴツゴツとした粗野なジーンズはカッコいい!
でも、肌に馴染むリッチで柔らかな穿き心地のデニムもきれいめコーデが出来ていいですよね。

柔らかいジーンズと言えば、BMCの現在のラッシュもおススメです。


柔らかくストレスフリーな穿き心地を是非お試しください!!

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