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デニムの定義と類似生地

昨今のアパレル市場では「デニム」というワードが頻発しており、デニムでない物までデニムと呼ばれているケースも多数見受けられます。

デニム関連をメインに取り扱っている当社としましても、これは由々しき事態…。
既に様々なメディアでもデニムとその類似生地については語られていますが、今一度BMCとしてもこの問題を解説していきたいと思います。

ではまずデニムの定義からお話致します。

【デニム】
・デニムとは、経糸に色糸、緯糸に白い糸を使って経糸3本に緯糸1本の割合で織られた綾織の生地。

という事です。
なので本来の定義ですと、スーパーブラックと呼ばれる真っ黒なパンツの事を「ブラックデニム」と呼んだりしていますが、厳密に言うとデニムではありません。
また逆に真っ白な「ホワイトデニム」と呼ばれる物もデニムの定義からは外れているのです。いつの時代でも定義とは違う呼び方が流行るのは世の常ではありますが。。

最近では「デニムシャツ」という言葉もよく耳にしますが、このシャツに使われている生地は大体が「シャンブレー」か「ダンガリー」です。

【ダンガリー】
ダンガリーとは、経糸に白い糸、緯糸に色糸を使って織られた綾織の生地 。
デニムと経緯が逆になった生地ということです。しかしこのダンガリー、
見た目がデニムとほとんど変わらず全く見分けがつきません。
ですので、もはやどちらでもいいから「デニム」と総称しているような気がしないでもないのです。

【シャンブレー】
シャンブレーは経糸か緯糸どちらかが色糸でどちらかが白い糸。
これで平織にした生地のことです。

シャンブレーは経糸と緯糸が一本ずつ交差するので、白い糸が半分表面に見えて色がぼやけます。色がボヤけます。

ここまで各生地の定義について書きましたが、このあたりの呼び方は業界の中でも非常に曖昧です。全てを総称してデニムと呼ぶ人もいれば、ダンガリーとシャンブレーが逆になっている人もいます。
筆者が以前勤めていたブランドでは、シャンブレーの事を「フェイクデニム」と呼んだり…。

デニムだけに限った事ではありませんし、業界外のお客様にはあまり関係無い事かもしれませんが、デニムにこだわりのある当社としては、是非お客様に知っておいてほしい事の一つであります。

 

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