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なぜデニムは色落ちするのか?

We love DENIM !!!

デニム好きの人達に送るDENIM(デニム)の知の世界へようこそ!

今回は、読者の方からの質問にお答えします(笑)

 


「なぜデニムは色落ちするのか?」


いい色落ち具合ですね。生(リジット)から4年以上穿き込んでる私物ジーンズです。

なぜデニムは色落ちするんでしょうね?

「デニムだから!」とか、「インディゴだから!」とか、「中白(芯白)だから!」とか、「剥がれやすいんだよ!インディゴは!」とか・・・アパレル業界やデニム業界にいる人達から、こんな答えをよく耳にします。

どれも正解です!!!!

インディゴって、物理的にとても剥がれやすいんです!!!!

では、デニムの色落ちする根本である要因を超簡単に説明しますね!

 


インディゴを染めるって、科学の力が必要です。


「デニムは色落ちする = インディゴは剥がれやすい = インディゴは固着しにくい 」っていう事を理解しないといけません。

インディゴは固形です。

そして、インディゴは水に溶けにくいです。

えっ?じゃ、どうやって染めてるの?

ここで必要なのがインディゴの性質と科学の力です。

インディゴは、【酸化】と【還元】を行なって、繊維にくっつけるんです!!

デニムは、インディゴで染まった経糸 と 緯糸に 白い糸 を使い織り上げていきます。

経糸をインディゴで染める。

インディゴは性質上、水に溶けない。

還元(アルカリにする)して、インディゴの化学式を不安定にし液体にします。

そのインディゴ液体に繊維(経糸)をつけて染めていきます。

還元されたインディゴは液体なので、固めないといけません。

そこで、酸化してあげてインディゴ液体を固形に戻してあげるんです。

インディゴって藍色ですよね。

この藍色は、酸化された色なんです!

還元したインディゴは、緑色です。

還元と酸化を繰り返して、デニムの経糸を藍色=インディゴブルー色にしていくんです。

 


なぜインディゴは剥がれやすいのか?


酸化と還元を繰り返して染色するインディゴ。

インディゴは、染着性が極めて弱い性質です。だから酸化と還元を繰り返し、インディゴブルー色にしていきます。

合わせて、インディゴは粒子が大きいんです。

インディゴが太古から絵の具として使用されていたミソが、この粒子の大きさなんです。

*インディゴは、染着性が弱い。

*インディゴは、粒子が大きい。

これが、デニムのインディゴ染めされた経糸でよく耳にする・・・

「中白(芯白)」の要因です。

(糸の真ん中が染まってないですよね)

糸の表面だけ染まってるのがインディゴ染めです。

いや、【糸の表面(外側)にインディゴ固体が重なっている状態】です。

しかも、粒子が大きい。

カサブタ状態です(笑)

よって、カリカリっと物理的に剥がす事ができます

そして、物理的に剥がされたインディゴは、水で流す事ができます。

(インディゴは水で溶けないですが、動かす事ができます)

 

これが、デニムのアタリになります。

 


世の中のデニム&ジーンズ好きなおじ様達は、生(リジット)ジーンズを風呂場でタワシでこすって自分好みのヒゲやアタリをつけた経験ありますよね?

これは、デニムが色落ちするっていう要因であるインディゴの性質を先天的に?経験的に?知っていたという事になります。


 

人間のDNAには、インディゴが深く関わってるんでしょうね(笑)

 

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